世間で噂されるところの実際は、熾烈でありパフォーマンスが大きくものをいうのではないだろうか。
今日の競争社会の中で、教育に対する親たちの思いも多種多様を極めている。
そのなかで、一角を占めているのが家庭教師業界である。
各社がしのぎを削る中で、一躍有名になるには。
いかに生徒の学力をのばし、結果をだすか、ということよりも、まずは生徒の確保に余念のない家庭教師業界と、いかに我が子に効果的な教育を施すかの両者のせめぎあい。
お金を出す側と、出させる側の駆け引きは興味深いものがある。
そして、その一道具として個性を求められる講師人たち。
近年における家庭教師の評判は、即、業界の数字として跳ね返って来る。
本来は、着実な学力をつけ、学習習慣をつけさせ、ある程度の結果を残すことで保たれる家庭教師の地位も、現代にいたっては、そこにどのような独自性があるかが問われてくる。
家庭教師の評判につながるからだ。
子供たちをいかに引き付けるかよりも、テレビや雑誌、ひいては口コミを使い、親たちの気をいかに引くかが鍵になる。
あるところではパフォーマンスをし、あるところでは特典をつける。
購買欲への火のつけかたがみそなのである。
そこには、家庭教師個人の実力はさほど影響してこない。
そこで必要なのは、ただ一つ。
アピール力。
評判こそ、一番頼りになるツールであり、惑わされるツールでもあるのだ。
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